先生日記

マスク

長い梅雨が明けたら、猛暑がやってきた!この暑さの中でも、マスクは必須になってしまった今年😥

ヴァイオリンを弾くときは、ただでさえ首もとの半分を楽器で覆うことになり、夏は楽器が湿るほど汗をかくのに、鼻と口までマスクで覆うのだから、暑さは半端ない💦
おうちでは、マスクせずに練習している生徒さんたち。
レッスンに来たら、マスクをきっちりしていただくので、

「暑い😖!かゆい😭!」

とぐずる子どもたち多数。

それでも、はずしていいよ、とは言えない辛さ。
見ていて、こちらが泣けてくる。

小さな子にも我慢をさせているこの疫病。

私にできることは、エアコンをガンガンに効かせることぐらい。お母様がたは、寒くてカーディガンを羽織られる。

そんななか、フラッと立ち寄った雑貨屋さんで見つけたマスク🎻

ちょっとでも、楽しく弾けたらいいな😷

  

オンラインレッスン

新型コロナの流行で、今までの日常が大きく変わった。

学校が休みになり、外出自粛要請が出て、何より人と人とが離れなくてはいけない。

この社会、人と人が出会うことからすべてが始まるのに、人との距離をとる…そこに生まれるものはあるのか?

音楽も、人から人へ伝えるものなのに、とジレンマに陥りながら、何か手段を、ということで、オンラインレッスンに取り組んでみました。

アプリも色々試しながら、生徒さんとも手探りしながら、なんとかレッスンしております。

同時刻にできない生徒さんとは、動画を撮ってもらってLINEで送っていただき、課題をお返しするということもしています。

そして、地球の反対側に留学している生徒さんとも繋がれそうです。

これからは、学校で毎朝漢字の10問テストをするような感じで、例えば毎日お家で音階だけの課題を出して、オンラインで見てあげることもできるのでは、と思っています。

でも本当は、以前のように、手取り足取り、一緒に音楽を楽しんで学べる日が来ることを望んでいます。

延期になってしまった春の発表会も、安全に開催できる日が一日も早く来ますように。

世界が、一日も早く落ち着きますように。

2019年

あけましておめでとうございます!

とうとう平成最後の年に突入しましたね。

ブログを更新するのも、お盆以来になってしまいました。。

昨年は、秋も忙しく演奏させていただきました。

10月には、お箏とのコラボレーションで、一日2回本番という、タカラジェンヌのようなことを経験し⁉︎お箏の魅力を教えていただきました。

11月は、門真市音楽協会のコンサートで、ヴィヴァルディの四季全曲のアンサンブルに参加させていただき、ソリストのフレンツィ・フリッツさんのパワーと共に、この曲への憧憬が深くなりました。

もう一つは、茨木市市政70周年イベント『川端康成』のふるさと、というテーマで演奏、こちらは久しぶりの弦楽四重奏で、川端作品ももう一度読んでみたりして、楽しませていただきました。

そして、12月は、当教室の二大イベント?クリスマス会を開催しました。

毎年、クリスマス曲を合奏するのがメインなのですが、多くの曲に参加できる生徒さんがだんだん増え、頼もしさと同時に責任も感じております。

将来ヴァイオリニストにならなくても、一人で、また友達と、音楽を楽しんでいける力をつけていってほしいと思うからです。

今年も、春の発表会は決まっています。もう、準備を始めなければ…

写真は、クリスマス会の合奏の動画の一部です。

今年は、災害もなく穏やかな年であってほしいと祈っております。

   

春の行事

もうすぐゴールデンウィーク。

その前に恒例の発表会です。今年で10回目になる、Poco a Poco Spring Concert。

気がつけば10年…よく続いてます。出てくださる生徒さんはもちろんのこと、応援してくださるご父兄の方々、お手伝いしてくださるスタッフの方々のおかげ。そして何より、頼りない私をサポートしてくれるピアノの平瀬さんと一緒にできること、本当に恵まれています。

今年も、全力でがんばります。楽しみです。

その前に、先月、引越しをしました。気分一新、生活を楽しめる家です。まだまだ、片付いていませんが…

写真は、引越し祝いに、生徒のAちゃんとMちゃんからいただいたグリーン、可愛い。

真ん中は、ヴァイオリンを持った王子?です。

  

ちょっと嬉しいこと

4歳から77歳の方まで、今レッスンに来られていますが、ひとりひとりの人生にドラマがあるのだということを、しみじみ感じます。

学校の文化祭で、ナレーションに音楽をつけることになったので、と学校でもらった楽譜を持ってきた中1のT君。いつもおとなしくて、弟くんの勢いに負けてる感じなのに、学校でオーディションがあって選ばれたのだとか。いつものレッスン時にはあまり見せない積極性に驚き、また、持ってきた楽譜もすでにしっかり弾けていたことにもビックリしました。

そして、文化祭後、ちゃんと弾けた、と嬉しそうにレッスンに来たT君。ひとつ自信ができましたね。

また、ダンスも習っている小6のMちゃんは…ダンスの発表会の途中で弾くことになった、と、1年ほど前に練習した曲を持ってきました。1年前よりしっかり弾けて、いつも苦手な暗譜も頑張る、と嬉しそう。

本番後、緊張した、と言いながらもしっかり弾けたよう。

こうして皆、自ら発表の場を見つけ、誰でもができることではない自分の特技を披露し、評価されることで自信がつき、他のことにも積極的になれて、これからの人生の喜びに繋がって欲しいと、いつも思っています。

思い返せば、私も小学4年の時、学校の音楽クラブの顧問だった担任の先生が、「ヴァイオリンを習っているなら、クラブで一緒に弾こう。」と声をかけてくださり、学校に初めて楽器を持って行ったのでした。

消極的で、学校でも喋るのは行き帰り一緒だった友達ひとり、のようだった私が変われたのは、この先生のおかげかもしれません。

その後も、合唱コンクールでは必ずピアノ伴奏に指名されていて、嬉しかった思い出があります。その合唱コンクールで出会った曲、「小さな木の実」は、今聴いても懐かしくて心に沁みます。

秋本番、思い切り芸術を楽しみましょう。

クリスマス会

皆さまはどんなクリスマスを過ごされたのでしょうか?

私は、生徒の皆さんとご父兄の皆さまとともに、クリスマス会で楽しみました。昨年から、近くの音出しOKの会議室をお借りして、クリスマス曲の演奏と、ささやかなお食事、ゲームで過ごしています。

今年は電子ピアノをお借りできたので、曲の厚みも増し、より楽しめました。年代は、4歳から50歳代まで幅広くて…とても賑やかでした。

また、家の片付けをしていて発見したBINGOゲームもやったのですが、それはおそらく40年くらい前のものかと…今は使い捨てが当たり前のカードですが、うちで見つかったBINGOの数字カードは、穴を開けていくのではなく、番号の上にチップをのせていくもので、ずっと使い続けることができ、究極のエコだと感心してしまいました。難点は、少しの振動でチップが移動してしまうので、大騒ぎしながらやっているとわからなくなる、ということでしょうか。でも、かなりの盛り上がりと共に今年のクリスマス会は閉会したのでした🎅

お手伝いくださったご父兄、生徒の皆さま、ありがとうございました💝

追悼 林智之氏

NHK交響楽団のヴァイオリン奏者、林智之氏が、12月4日、亡くなられました。

私の小学校時代からの恩師、林靖子先生のご子息です。

今年春にご病気と伺っていましたが、屈強なお身体なので、きっとお元気になられると信じていました。それなのに、無情なお知らせ。とてもとても残念で、先生のお気持ちを思うと涙がとまりません。

私が小学生のころは、林先生はとても厳しい方で、お宅の門の前で足が止まることもよくありました。

でも、智之さんが生まれられて、レッスン中に泣きだすと、隣のお部屋へ行って、あやしたりミルクをあげたりされていて、その時は優しい母の顔になられていて、厳しい中でもホッとする瞬間でした。

幼稚園生の頃には、お母様からヴァイオリンの手ほどきを受けてられた智之さん。朝、練習して幼稚園に行き、帰ってきてもまた練習。ヴァイオリニストになるには、これほど厳しい練習が必要なのだなと、子供心に、私には無理!と思っていました。烈しい親子バトルもあったような…

でもその厳しさが功を奏し、東京芸大付属高校から東京芸大へ進まれ、NHK交響楽団へと、音楽家の中のエリートコースを歩まれ、今年N響勤続20年になられたとお喜びだったのに。

また、昨年は、うちの生徒S君が一年間東京生活になり、その間、智之先生の愛情溢れる厳しいレッスンを受け、とても上達して帰ってきました。そのお礼を言うこともできないまま…

もっともっと活躍していただきたかったのに、心よりご冥福をお祈りいたします。

コンクール

毎夏恒例の、京都こどものためのヴァイオリンコンクールが終わりました。

いつも、関西各地から、たくさんの生徒さんたちが京都を目指してこられます。

今年は、「楽しき人生」と、「エクレスのソナタ」「モーツァルトの協奏曲第4番」で、それぞれ、小3・小5・中1の生徒さんがエントリー!

「楽しき人生」は、色んな奏法が要求され、その上、ヴァリエーションのそれぞれの特徴を出す、という難しい曲。

「エクレスのソナタ」は、大人の感情移入が課題。

「モーツァルトの協奏曲」は、音階とアルペジオの基礎ができた上で、色んな場面を表現していくのが課題です。

みんな一番良い演奏ができたと思います。

やはり、目標があると頑張れますね。

私も、チューニングのお手伝い、楽しくさせていただきました。

もうひとつ、コンクールの楽しみは、同窓会になることです。

毎年7月にしか会わない先輩後輩と 話がはずむのです。

ヴァイオリンを学ぶ…

発表会も終わり少しゆっくりしているので、今日は、ヴァイオリンを学ぶにあたって、私が大事にしていることを書いてみようと思います。

まず、楽譜を読むこと。

本でも、最初は読み聞かせですが、そのうち自分一人で読めるようになりますよね。

楽譜も一緒です。

基本4本の弦の音符が、五線譜のどこに位置するかを覚えれば、あとはそこから上がるか下がるか、なので、17個の音符が(ソからシまで)並ぶことがわかれば、音符は読めます。

ヴァイオリンの場合は、ピアノと違い、ト音記号だけでいいのです。

その次に、リズム。

これは全音符から半分に、半分に、と割っていく、簡単な算数です。

音符とリズムがわかれば、自力で読むことができ、新しい曲にもチャレンジしていけます。

新しい曲のときは、かならず、楽譜を声に出して歌ってもらうようにしています。良い声で歌わなくていいので、正確に読むことをモットーにしております。

以前習っていたところでは、ドレミをカタカナで書いていたという生徒さんで、うちに来られてから、カタカナ無しで読めるようになり、ヴァイオリンを弾くことが楽しくなった、という方もおられます。

あとは、強弱やテンポ、表情記号など、演奏するのに必要なことは、ほとんど楽譜に書いてあるので、それをどう表現していくかを学んでいただくのがレッスンだと思っています。

そしてもう一つ、ヴァイオリンを弾くには、よい姿勢が大切です。

基本は立って弾くので、きっちり立って、正しい持ち方で楽器を構えると、良い音が出せるようになります。

演奏するときだけではなく、普段の姿勢も気をつけるようになっていただけたら嬉しいですね。

最後に、やはり、おうちでどのように練習するか、です。

一週間に一回のレッスンだとすると、レッスンの時は色々注意されてよくなっても、あとの6日は、一人で弾いているわけなので、その時に、どのくらい注意されたことを意識できるかによって、進歩度合いが格段に変わってきます。

特に小学校低学年くらいまでは、レッスンのときもおうちでも、親御さんが一緒に学んで注意していただくのが一番望ましいとおもいます。

親御さんがお忙しいとしても、二日に一回でも、練習をちょっと聞いてあげて、一言、ここがよくなったね、とか、持ち方はこうじゃなかった?とか、声をかけてあげてくださると、お子さんも励みになると思うのです。

それからもう一つ、ヴァイオリン以外にもたくさんの体験をして、想像力と感性を養ってほしいのです。それが、表現の幅につながり、人生を豊かにしてくれることになります。

ヴァイオリンを弾けるということが、自信になり、他のことにも積極的にチャレンジでき、結果的に人生を楽しんでもらえたら、と願い、日々レッスンしております。

今はまさに、ゴールデンウィーク!

ヴァイオリン以外の体験を増やすのに絶好のチャンス‼︎

横山先生

昨夏、室内楽の集中レッスンとコンサートを企画主宰してくださった、ピアニストの横山美里先生。

横浜にお住まいなのですが、先週も大阪に来られて、レッスンをしていただきました。

今回は、前からやりたかったフランクのソナタ。

ピアノは、大学の同級生、昨年の室内楽も一緒に弾いた玉井さん。

ともかくフランクは、自身がピアニストだったというのもあり、ピアノが難しい!

私は、自分がレッスンするときには、ピアノ伴奏をかいつまんででも弾いて、できるだけ雰囲気だけはつかんでもらえるようにしているのですが、フランクはかいつまむことさえ出来ません。

玉井さんは、それを見事に弾いてくれるので、私は気持ちよく乗せていただいてました。

先生も驚かれるような指遣いができるそうです。羨ましい限り…

本当に、ピアノの音の川に浮かんで、好きなように歌ってただよっているような曲です。

フランクはこの曲を、友人への結婚祝いで作曲したそうです。

今の感覚でいくと、披露宴の間の30分くらい、お客さんはこの曲を聴いていたのかな、と思いますが、実際はどうだったのでしょうか⁈

そういえば何年か前に、披露宴で、チャイコフスキーの弦楽四重奏曲を1楽章から4楽章まで演奏してほしいという依頼があり、メンバーで集まって、何回も練習したことがあります。

新郎さんがその曲が大好きだったそうです。

おかげさまで勉強させていただけましたが、披露宴のために練習日を設けたことは、後にも先にもその時くらいですね。

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