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除夜の鐘

とうとう除夜の鐘が聞こえてきました。

たくさんのことがあった今年も終わろうとしています。

クリスマスには、生徒さんたちで恒例になったクリスマス会、演奏とゲームと食事で盛り上がりました。皆様お手伝いくださり、本当にありがとうございました!

門真市のジュニアストリングスにも何度もお世話になり、刺激をいただきました。

私自身は、ソロ・ピアノトリオ・カルテットと幅広く演奏の機会をいただき、まだまだ勉強しなくてはと思った年でした。

来年は、朗読との組み合わせやお箏とのコラボレーションもさせていただく予定で、とても楽しみにしております。

大晦日は、ベートーベン第九・クラシックハイライト・ジルベスターカウントダウンコンサートと、見たい番組が目白押しで、毎年忙しいのですが、今年は真央ちゃんのスケートもあり、チャンネルを変えるのに大忙し(^^)

久しぶりに、大学生のときに歌った第九の合唱のアルトを、テレビの前で歌ってみました。演奏は何度もしましたが、合唱は久々。アルトは音が飛んでいて、なかなか難しかったです。

では皆様、良い年をお迎えくださいませ。

秋は…

芸術を愛する季節。

この秋、初めての試み。

プラネタリウムでの演奏をさせていただきました。

タイトルは…「宇宙(そら)と君と音楽と…」どこかで聞いたことがあるような…

「あなたと夜と音楽と」これは昔FMでよく聞いていた番組ですが、今もあるのかな?

今回の「宇宙と…」は、朗読と、弦楽四重奏に、星空⭐️

親子で、気持ちよくゆったりした時間を過ごしてほしい、とのコンセプトで企画されました。

友人の朗読「星の王子さま」や「双子の星」と、私たちの四重奏「星に願いを」や「ジュピター」とを交互に聴いていただくという形で、最後には、入り口で撮ったお客様の映像が星空に流れ、「見上げてごらん夜の星を」の歌で締めくくりました。

演奏していた私達も気持ちよく過ごしました。

   

   

ちょっと嬉しいこと

4歳から77歳の方まで、今レッスンに来られていますが、ひとりひとりの人生にドラマがあるのだということを、しみじみ感じます。

学校の文化祭で、ナレーションに音楽をつけることになったので、と学校でもらった楽譜を持ってきた中1のT君。いつもおとなしくて、弟くんの勢いに負けてる感じなのに、学校でオーディションがあって選ばれたのだとか。いつものレッスン時にはあまり見せない積極性に驚き、また、持ってきた楽譜もすでにしっかり弾けていたことにもビックリしました。

そして、文化祭後、ちゃんと弾けた、と嬉しそうにレッスンに来たT君。ひとつ自信ができましたね。

また、ダンスも習っている小6のMちゃんは…ダンスの発表会の途中で弾くことになった、と、1年ほど前に練習した曲を持ってきました。1年前よりしっかり弾けて、いつも苦手な暗譜も頑張る、と嬉しそう。

本番後、緊張した、と言いながらもしっかり弾けたよう。

こうして皆、自ら発表の場を見つけ、誰でもができることではない自分の特技を披露し、評価されることで自信がつき、他のことにも積極的になれて、これからの人生の喜びに繋がって欲しいと、いつも思っています。

思い返せば、私も小学4年の時、学校の音楽クラブの顧問だった担任の先生が、「ヴァイオリンを習っているなら、クラブで一緒に弾こう。」と声をかけてくださり、学校に初めて楽器を持って行ったのでした。

消極的で、学校でも喋るのは行き帰り一緒だった友達ひとり、のようだった私が変われたのは、この先生のおかげかもしれません。

その後も、合唱コンクールでは必ずピアノ伴奏に指名されていて、嬉しかった思い出があります。その合唱コンクールで出会った曲、「小さな木の実」は、今聴いても懐かしくて心に沁みます。

秋本番、思い切り芸術を楽しみましょう。

9月の休日

奈良の演奏会の翌日から、台風の影響で雨が続き、やっと台風一過となった月曜、淡路島に渡りました。

 明石海峡大橋は舞子のほうから何度も眺めていましたが、通るのは初めて!本当に長い‼️

まずは、日本発祥の地と言われる「絵島」淡路島に入ってすぐのところにある、なんとも不思議な地形。

イザナギとイザナミがこの地を作り出したのが日本の始まり、と古事記に載っている、神秘の場所。

2000万年前の砂岩の上を歩き、地球の不思議を感じました。
  

その後、伊弉諾神宮にお詣りし、玉ねぎつけ麺をいただく。

なんと、大きな玉ねぎを揚げたものが丸ごと、つけ汁に入っている。

人気があるらしく、30分以上待って頂きました。

なるほど、香りだけで満足しそうなほど美味しい。

  

翌日は、鳴門の渦潮を観に行く。

淡路島側からも鳴門側からも、観潮船は出ているのだが、今回は鳴門に渡り、ガラス張りの船内から渦を見ることもできるアクアエディに乗る。

せまく暗い船内で、隣の人とひっついて座り、天井にはキラキラと星が光り、まるで遊園地のアトラクションのようなシチュエーションで、船は出発。やがて高速で過ぎてゆく泡だけが見える中、緩めのジェットコースターのような揺れが。台風の直後でなければ、もっと透き通った海中が見えるのかもしれないと思いつつ、揺れに身を任せ…

やがて、渦のピンポイントに到達すると、デッキに出て良いとの指示が。そして観たものは…

  

海と青空と美味しい空気、そして淡路島の食べ物を堪能した旅でした。

奈良女子大学記念館

15日金曜は秋晴れの爽やかな日で、朝から奈良に向かいました。

近鉄奈良駅からすぐのところにある、奈良女子大学の記念館で、ランチタイムコンサートに出させていただいたのです。

まず、正門が可愛い!おとぎの国に入っていくような、緑と赤の門柱の先に、記念館が見え、ワクワクしてきます。

明治時代に建てられた館内に入ると、皇室の方が利用されるような気品のある雰囲気。室内はもちろん、階段の手すりも天井も、重厚な造りで落ち着く。

そして二階のホールは、天井の真ん中が高くなっている造りで、とても響きがよく、力まずに演奏できる。

そこで、いつかは演奏したいと憧れていたフランクのソナタを演奏させていただきました。

この曲は、ヴァイオリニスト、イザイへの結婚祝いとして作曲されたそうで、独特の世界観があり、私なりの結婚観を投影しながら?創り上げてみました。

大学時代、いつも伴奏していただいてた玉井さんと、今回は、ピアノとヴァイオリンのためのソナタということで、伴奏ではなく、共演といったかんじ、掛け合いの妙を楽しんでいただけたでしょうか。

重要文化財で、決まった日にしか公開していない建物で演奏できたことを、とても嬉しく思っています。

   
 

室内楽

一昨日は、秋の香りがやっと漂ってきた…そんな日でした。

今年で3回目になる室内楽のセミナーと発表会。今回は茨木市での発表となりました。

昨年のラヴェルに続き、今年はフォーレのピアノトリオに挑戦。

ラヴェルもフォーレもフランスの作曲家で、同時代を生きていました。

ラヴェルは、どんな頭の構造なのか…と思うほどの複雑な楽譜だったのに対して、フォーレは、見た目は解りやすい楽譜、、、ところが弾くほどに難しさが増す。この色味を、雰囲気をどう表せば良いのか、チェロの塚本氏とピアノの玉井さんと、レッスンを重ね、ようやく本番に辿り着きました。

フランスのお洒落な雰囲気を出せたかどうか、終わってみれば、楽しくあっという間の時間でした。

平日の昼間という、出にくい時間帯にもかかわらず、たくさんのお客様が来てくださり、3時間超に及んだプログラムを最後まで聴いてくださったこと、出演者一同本当に嬉しく思っております。

また、森の情景が浮かんできた、心が浄化された、など、嬉しい感想もいただきました。

来年は何に挑戦しましょうか。

  

Jr.Strings

 先週土曜、門真市Jr.Stringsのコンサートがありました。

今回で3回目になるこのコンサート、オーディションで選ばれた中学3年生までの子どもたちが、真夏の3日間練習を重ね、本番に臨みました。

当教室からは、昨年一昨年とソロをさせていただいた二人、そして新たにオーディションを受けた二人が参加させていただきました。

みんな、とても楽しかったようで、でも、みっちりと(お家でこんなに長く練習したことないというほど)ご指導を受け、本番では余裕で弾いていました。

私もヴィオラでお手伝いさせていただきました。

曲は、G線上のアリア、アヴェヴェルムコルプス、アイネクライネナハトムジークなど、弾いてみたかった曲もまったく知らなかった曲もあったようですが、とても勉強になったと思います。

ご指導いただいたのは、チェンバロ奏者の中出悦子先生。とてもわかりやすくお話ししてくださり、アンサンブルの楽しさに目覚めてくれたかなと思っています。

  

犬吠埼の休日

発表会終えて、久しぶりの連休。

以前から一度行ってみたかった、親戚の住む千葉県へ飛びました。

あ、飛んでません。新幹線と、特急しおさいで走りました。

東京から一時間半。ゆったりとしおさいに揺られ、着いた街は、高い建物は無く、畑や田んぼも拡がるちょうど良いのどかさ。

お天気は最高で、遠浅の海に踊る太平洋の白波を眺めて、浜辺で何もしない半日を過ごしました。

  

でも、違うところに目を移すと、サスペンスドラマの舞台になりそうな岩場には、東日本大震災の爪痕が…

海辺の岩に沿って歩けるようになっていた歩道は、津波にさらわれ、一部しか残っていない。

  

犬吠埼の灯台には、さすがに連休、長蛇の列ができていたので、眺めただけ。

  

とっても贅沢な時間を過ごすことができました。

発表会

今年も、生徒さんの発表会を無事に終えることができました。

初舞台の生徒さんが7名。

初めて合奏をする生徒さんたちも、初顔合わせのカルテットも、楽しそうに弾いてくれました。

みんな緊張しているでしょうけれど、堂々としていましたね。

今回は、一人一人の紹介を、私からのメッセージという形でしてみました。どうだったでしょう⁈

回を重ねるごとに、自分自身への課題も増えてきました。

来年は、今の形で10回目の発表会になります。

色々な企画も、今から考え始めておこうと思います。

写真は、歴代のプログラムです。 

 

きらめきコンサート

15日、きらめきホールにて、講座最終のコンサートに出させていただきました。

今回は、クライスラーの数ある作品の中から、美しきロスマリン、ロンディーノ、スペイン舞曲を選んでみました。

ロスマリンは、その名の通り、美しい女性ローズマリーを称えた可愛い曲。

ロンディーノは、ベートヴェンの主題による、ということで、確かにベートヴェンのソナタのメロディが出てきます。

そして、スペイン舞曲は、ギターの名手グラナドスの曲で、クライスラーが編曲したものです。

スペインの土っぽさと情熱を感じる民族的な雰囲気のダンス、中間部は白い教会での祈りの雰囲気。この曲は、私がまだ大学生だった頃、ギター奏者と初めて合わせた思い出の曲で、あの当時は、きっちりしたクラシックしか弾いたことがなく、雰囲気がなかなかつかめませんでした。うん十年経ってやっと、雰囲気がわかってきたかなと思います。ピアノの岩本さんのおかげです。

そしてもう一曲は、和楽器奏者の菊央雄司さん、フルートの高橋成典先生、ピアノの高橋曜子先生と共に、曜子先生が編曲されたラモー作曲の「タンブーラン」を演奏させていただきました。

ラモーという作曲家はあまり知られていませんが、バッハと同じ時代の作曲家で、宗教曲などもたくさん作っています。ヴァイオリンも、教本に一曲だけ、ガボットが載っています。

「タンブーラン」はタンバリンを持って踊る曲で、こちらはスペイン舞曲とはまた違い、足踏みを強調するような楽しい曲でした。

初めて胡弓と一緒に弾かせていただきましたが、ヴァイオリンと同じく馬の尻尾の毛で弦を擦る楽器でも、発音がヴァイオリンとは全く違い、いろんな発見がありました。

終演後、菊央雄司さんと共に。

  

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